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在ベトナム日本大使館は、悪質な仲介業者が様々な手段を用いて金儲けのためにベトナムの若者を搾取しようとしている現状に注意喚起するため、ベトナムの若者に対して日本での仕事を斡旋するとして高額な手数料を要求して短期滞在ビザで入国させる事例が発生したことを公表した。
今回発表された事例は、昨年に複数のベトナム人の若者が労働仲介業者から「日本での仕事を斡旋する」との誘いを受け、日本での労働斡旋のための仲介料として一人当たり2億ドン以上を支払ったものの、短期ビザ(15日間)しか取得できず、日本でも仕事を見つけられないまま、不法滞在を求められるという事案が発生していた。この事案では、被害者自らがベトナムへの帰国を選択したため、不法滞在にはならなかった。また帰国後に公安当局に被害を申告した結果、支払った費用が全額返済され悪質な業者が逮捕・起訴されることとなった。
在ベトナム日本大使館は、この様な被害に遭わないようにするために、注意する点として『高額な手数料を要求するブローカーを利用しないようにする』『「観光などの短期滞在ビザで入国して日本ですぐに仕事を見つけて長期ビザに切り替える」のは事実上不可能』『手数料などを支払ったときはきちんと領収書を貰う。だまされてお金を支払った場合に領収書がなければお金を取り戻すこともできない』『トラブルに巻き込まれたら公安などの公的機関に相談しましょう』との旨の見解を示している。