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日本の総合商社である丸紅株式会社は、ドイツのシーメンス社とシーメンス社のタイ現地法人と共同で、タイ王国電力庁(EGAT)から総受注額が約600億円となるサウスバンコク複合火力発電所リプレースメント案件を受注した事を発表した。
丸紅では50年にわたりタイの発電所事業を実施しており、タイの総発電容量の約3割に達する案件を受注していた。近年ではドイツのシーメンスグループと協力して発電所事業を実施しており、これらの実績と高い技術が評価されたために、タイ王国電力庁から今回の案件を受注する事となった。
今回の案件では、バンコク近郊のムアン地区でチャオプラヤー川沿いに位置し、現在も稼働している旧式の火力発電所をリプレースするものである。このリプレースでは、高効率で環境負荷が小さいものとすべく、設計・機器調達・工事・試運転までの全ての業務を受注者が請け負うフル・ターンキー契約で実施される。ガスタービンなどの主要機器に関してはシーメンスグループが納入し、関連補機の調達や設計・工事などは丸紅が取りまとめる。2019年末の完工を予定しており、出力は約1,200MWとなる予定である。