JBICは日本の発砲スチロールメーカーのタイ進出を支援

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株式会社国際協力銀行(JBIC)は、発泡樹脂成形品(発砲スチロールなど)の製造・販売事業を行う日本企業のベトナム進出を支援するために、1,100万ドルを限度とする貸付を行う事を発表した。

JBCIが支援する企業は、愛知県に本社を構える金山化成株式会社であり、昭和35年に設立された企業である。金山化成は、タイに「KANAYAMA KASEI (THAILAND) CO., LTD.( KKT)」を設立し、タイにおいて発泡樹脂成形品などの製造と販売を実施していた。発泡樹脂成形品は、自動車や家電などの幅広い分野において使用されているために、タイ企業からの高い需要がある。そのため、金山化成はタイにおける更なる事業展開を狙っていた。

JBICでは、日本の中小企業の海外展開を支援する「海外展開支援融資ファシリティ」を実施しており、この金山化成の海外展開は日本全体の産業力向上に繋がると判断したことにより、融資を実施する事を決定した。融資は民間の三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行との協調融資として実施される。この融資された金額は、金山化成の工場の移転と集約による生産拡大に使用される。

JBICは今後も、タイ等の成長国において、日本の中堅・中小企業の海外事業展開を金融面から支援していく方針である事を表明している。

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