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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、日本政府とタイ政府は今後5年間にわたり、共同でアセアン域内のみならず全世界において全ての人が保健医療を受けれる体制を整備することを推進するプロジェクト「グローバルヘルスとユニバーサルカバレッジのためのパートナーシッププロジェクト」を実施することに合意し、関連する実施合意文書に署名したことを発表した。
タイ政府では、2002年から「ユニバーサルカバレッジ制度」を開始し、ほぼ全ての国民が医療保障制度に加入出来る仕組みを構築していた。しかしながら、タイ政府では医療費の公的支出増や、急速な高齢化などが発生しているため、医療財政の持続性や保健医療サービスの充実及び制度の運営管理の改善が課題となっていた。
そのため日本政府では、医療保険制度運営や高齢者医療を50年以上にわたって運営している経験を有しているため、この経験などをタイ政府へ技術供与することを決定した。さらに、タイをパートナーとして、アセアン域内のみならずアジア・アフリカを含む世界において、全ての人が基礎的保健医療を受けれることを推進するプロジェクトを実施する。