タイ副首相が安倍総理および菅内閣官房長官と会談

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画像提供:内閣広報室(11月20日に実施した日・タイ首脳会談の様子)
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タイの副首相であるソムキット・チャトゥシーピタック氏は、日本の安倍総理および菅内閣官房長官と11月27日に会談を実施したことを外務省は発表した。

ソムキット副首相と会談を実施した安倍総理は、タイで8月に発生したテロ事件において被害にあった人たちに追悼の意を表すとともに、タイには多数の日本人滞在者がいるため、邦人の安全確保を行うように依頼した。また、日本政府からタイ政府へは各種インフラ整備の支援が実施されているが、今後も日本の質の高い技術を活用して欲しい旨が伝えられた。
ソムキット副首相からは、自身が副首相に就任後に初めて訪れる国が日本であることに触れ、タイにとって日本は重要な存在であることが説明され、タイ政府はTPPに関心を示しており、TPPに参加する際には日本政府からの協力を得たい旨が説明された。また、タイに在留する邦人の安全確保には今後も務めていく旨が説明された。

ソムキット副首相と菅官房長官の会談においては、昨年から継続されてきた両国間のハイレベル交流によって、東日本大震災以降の食品輸入規制撤廃・タイ国内の鉄道事業など面で具体的な成果が実現しており、両国は最も重要な経済パートナーの一つとなっていることに、両者の認識は一致した。また、ソムキット副首相からは、日本の日本庭園は大変美しく感銘を受けており、日本政府が訪日タイ人に対する査証免除を実施したことにより、多数のタイ人が日本を訪問していることを歓迎する旨が述べられた。

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