日本のオフィス家具メーカーがASEANでの販売強化のためタイ企業と合弁会社設立

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画像:イトーキ(ITOKI)
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机・イスなどのオフィス家具・事務用品・各種設備の販売などの様々な事業を幅広く展開する株式会社イトーキ(ITOKI)は、タイ国大手家具メーカーであるモダンフォーム社(Modernform Group Public Company Limited)と合弁会社「ITOKI MODERNFORM CO.,LTD(イトーキ・モダンフォーム)」の設立に関して合意し、合弁契約書を締結したことを発表した。

この発表によるとイトーキでは、2007年に設立したITOKI(Thailand)Co.,Ltdを通じて、タイおよび周辺国に進出している日本企業向けのビジネスを展開していた。近年ではアセアン地域全体の成長が著しいため、現地企業に向けてビジネス展開を行うことを目的として、モダンフォーム社と2014年3月に業務提携を実施していたが、この連携を強化するため今回の合弁会社設立に至った。

この合弁会社設立により、両社製品のクロスセルにとどまらず、さらにタイ国内での生産協働も視野に入れている。生産協働する製品として、イトーキの海外向けブランド「joyten」および他のイトーキ製品の生産を検討している。これらの協働により、タイおよびミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナムなどのメコン域内におけるビジネスを加速させることが可能となる。

イトーキでは、2015年度末に発足する予定のASEAN経済共同体(AEC)により誕生する6億人のマーケットを睨みながら、引き続きアジアにおける事業展開を推進していくことを表明している。

【設立する合弁会社の概要】
新会社名:ITOKI MODERNFORM CO.,LTD(イトーキ・モダンフォーム)
所在地:699 Srinakarindr Rd.,Suan Luang,Bangkok 10250 Thailand
資本金:15百万バーツ
出資比率:49:49:2(イトーキ : モダンフォーム社 : 邦銀系会社)
事業内容:オフィス家具、研究施設、設備機器、内装工事、電気工事、輸出入業務、日系企業との取引
売上目標:初年度112百万バーツ(約4億円)、 2019年度280百万バーツ(約10億円)を予定
営業開始日:2015年7月1日より上記所在地にて営業開始予定、
(ITOKI (Thailand ) Co.,Ltd.は、年内に清算手続き開始予定)

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