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株式会社みずほ銀行は、AMBIFに基づくタイ国内市場におけるタイバーツ建て債券発行認可の申請をタイ財務省に実施していたが、財務省から認可する旨の通知を受領したことに伴い、債券発行に向けた具体的な準備を進めていることを4月30日に発表した。
この発表によると、今回の債券発行では最大32億バーツが認可された。AMBIFに基づく債券発行認可は、今回が初めてとなる。
AMBIF(ASEAN+3 Multi-Currency Bond Issuance Framework)とは、ASEAN+3各国の財務省・中央銀行が共同で立ち上げた「ASEAN+3 債券市場フォーラム(ABMF)」における、「アジア債券市場育成イニシアティブ(Asian Bond Markets Initiative:ABMI)」の一環として、クロスボーダー債券取引を促進するため、域内の債券発行に係る手続きを共通化する取り組みである。
みずほ銀行は、1996年のタイでのフルバンキングライセンス取得以降、バンコック支店に続き、今年の3月にイースタンシーボード出張所を開設しており、進出日系企業と現地企業に対して多面的なサービスを提供している。
今後のアジア各国の経済発展を支えるインフラとして、アジア域内の債券市場の発展は重要であるとみずほ銀行は考えており、民間レベルでの取り組みに加えて、AMBIF に基づく債券発行を実現することで、アジア域内の債券市場のさらなる発展に向けて貢献していく方針である。
みずほ銀行は、今回のタイバーツ建て債券の発行により、顧客の中長期バーツ建て資金調達を今まで以上に力強くサポートしていくことを表明している。