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在タイ日本国大使館は、日本政府が支援していたスラタニー県バーンサイガーム地域における水害避難センターの引渡し式典を開催したことを発表した。
タイのスラタニー県プンピン郡バーンサイガーム地域は、タイ南部最大・最長のターピー川に接しており、年間9ヶ月に及ぶ雨季と、満潮時には海の水位上昇による河川逆流も重なり、毎年深刻な水害が発生していた。この地域を学区とするバーンサイガーム学校は、各集落、寺院と協力して水害対策に取り組んでおり、高床式校舎を安全な避難先として開放しているが、避難対象者約350人に対して、避難可能な人数は約150人が限界のため、その他の人々は路上や廃墟に避難せざるを得ず、安全な避難が行えない状況となっていた。そのため、バーンサイガーム学校に水害避難センター1棟(トイレ3個室付き)と救援用ボート1艘(10~15人乗り)を整備する支援「スラタニー県バーンサイガーム地域における水害避難センター建設計画」を実施することとなった。
今回は、この支援に関する引き渡し式典が開催されることとなった。式は、スラタニー県バーンサイガーム学校水害被害センターにおいて行われ、スラタニー県ウィチャウット・ジントー知事、プンピン郡プラティープ・ミーセーン助役、スラタニー県第2区初等教育地方教育区事務所プラティープ・トーンドゥアン所長、バーンサイガーム学校チャヤニー・サーリパット校長代行、在タイ日本国大使館からは公使などが出席した。