双日はタイ等で事業展開の米国の農業ITスタートアップに出資参画

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画像提供:双日
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日本の総合商社である双日株式会社は、タイとパキスタンで事業を展開する米国の農業ITスタートアップ企業Ricult社に、出資参画することを発表した。

Ricult社は、米マサチューセッツ工科大学卒業生らが立ち上げた米国スタートアップ企業であり。創業者の出身地であるタイ、パキスタンにおいて、収集した情報を分析・加工し、農家、農業関連事業者である農作物加工メーカーや金融機関などにとって価値のあるサービスを提供している。

Ricult社は、『衛星画像、農学モデル、気象データなどを独自の機械学習アルゴリズムで処理・分析し、スマホアプリを通じて農家に長期天候予測情報、適切な播種・収穫時期、肥料・農薬などの農資材推奨や農産品の価格情報を提供』『農業専門家とのチャットを提供』『融資仲介や作物販売支援』サービスを基に、営農サイクルを一貫してサポートするデジタルソリューションを農家向けに提供することにより、農業リスク低減と収穫量最大化、農業の効率化を促すことで多くのユーザーを獲得している。

双日は、Ricult社への出資を通して、これまで見えにくかった農家の活動状況・嗜好性や農地・農業データを体系的に可視化し、東南アジアで展開する高度化成肥料事業の強化を進めるほか、Ricult社の顧客ネットワークを活用した農業関連での新規事業開発に取り組む。

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