円安の影響によりユニチカはタイの子会社を解散

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画像:ユニチカより引用
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繊維メーカーのユニチカは12月26日開催の取締役会において、タイの子会社のユニチカプラスチック(UNITIKA PLASTICS)を解散することを決定した。

ユニチカプラスチックは、2012年1月にセンサー部品、封止小型成形品の成形・組立・販売などを行う会社として、タイ国東南部ラヨン県に設立した会社である。タイを拠点とし、日本市場を中心としたグローバルなマーケットへ製品を供給するビジネスモデルを志向していた。しかし、急激な円安が発生したために海外生産品であることを生かせない状態となっていた。2013年、2014年と2年連続の赤字となり業績が低迷し収益の確保が難しくなったため解散に至った。

【ユニチカプラスチックの決算概要】
・2013年3月期
売上高:2,100万円
当期純利益:-3,900万円
・2014年3月期
売上高:6,200万円
当期純利益:-7,000万円

円高の状況を受けて多数の日本企業は生産拠点をタイなどの海外に移転していた。しかし、近年の急激な円安の流れを受けて、多数の企業は当初想定していたコストメリットを受けれていない状況である。今後も円安の状況が続くとみられているため、海外からの撤退の動きは続きそうである。

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