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日本の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、タイ王国で日本企業であるSTGが実施するマグネシウムダイカスト製品の製造・販売事業を支援するため、現地通貨建てファイナンスを活用した支援を行う。
STGは、精密機器関連部品や自動車関連部品などを中心としたマグネシウムダイカスト製品の製造・販売を行う中小企業である。STGは、東南アジア諸国での事業拡大のため2011年にタイで現地法人「Sanki Eastern (Thailand) Company Limited」を設立し、現地に進出する日系企業向けを中心にマグネシウムダイカスト製品を供給していた。このSTGでは、新規受注に対応するため、SETHの増産体制を整えることを企図していた。
JBICでは、この計画を評価したため、STGのタイ法人との間で融資金額38,500千タイ・バーツを限度とする貸付契約を締結した。なお、この融資は「成長投資ファシリティ/海外展開支援ウインドウ」のもとで、株式会社紀陽銀行との協調融資により実施されるものである。