茂木外相がタイ訪問、タイはTPPへの参加前向き

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画像提供:外務省
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タイに訪問中の茂木敏充外務大臣は、タイ政府高官との会談を行い、TPP11(環太平洋パートナーシップ協定)やRCEP(東アジア地域包括的経済連携)に関しての協力を協議した。

茂木外相がプラユット・ジャンオーチャー首相兼国防大臣を表敬した際には、茂木外相からは、タイの2019年ASEAN議長国としての手腕を賞賛するとともに、インフラ協力やビジネス環境整備を通じて現在の関係発展を支援していきたいとの旨を述べた。プラユット首相からは、日本は日タイ戦略的パートナーシップの緊密化に向けタイと協力してほしい、海洋安全保障やサイバー安全保障やテロ対策などの分野で協力していきたい、TPP11に関してはプラユット首相からタイ国内での手続きを進めているところでありタイ政府が参加を決定した際には日本に最初に伝達するとの旨が述べられた。

茂木外相とドーン・ポラマットウィナイ外務大臣との日・タイ外相会談では、ドーン外相から、タイ政府が進める東部経済回廊(EEC)に係る日本との協力への期待が表明され、現在はTPP11への加入申請を前向きに検討中である旨の発言が行われた。茂木外相から、「対ASEAN海外投融資イニシアティブ」の活用などを通じたインフラ協力を進めていく意思があり、タイのTPP11加入への関心を歓迎する旨を述べた。RCEPに関しては、引き続き両国で連携していくことで合意した。

その後にタイの首都バンコクで実施された外務大臣臨時会見で茂木外相は、「外務大臣就任以来の初めてのタイ訪問となります。タイは日本企業の一大拠点であり経済的に重要であることはもちろんでありますが、昨年はASEAN議長国としてリーダーシップを発揮し、外交・安全保障面、そして自由で開かれたインド太平洋の実現に向けても重要なパートナーであると考えております。明日はタイの財界関係者と面会し、日本とタイの経済関係の発展に向けて話を伺いたいと思っております」との旨を述べた。

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