伊藤忠が日本国内とタイで太陽光分散電源事業を実施

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画像提供:伊藤忠商事
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日本の総合商社である伊藤忠商事株式会社は、日本国内とアジア(タイ)において「太陽光分散電源事業」の取組を進めていくことを発表した。

伊藤忠が取り組む「太陽光分散電源事業」は、太陽光発電ソリューション各社と連携して、国内外の流通小売店舗・工場等の顧客の屋根に無償で太陽光発電設備を設置し、顧客に長期電力供給を行う事業である。

日本国内では、株式会社VPP Japanと資本業務提携契約を締結したうえで進めていく。VPP Japanは2020年度中に10万kWの太陽光分散電源の保有を目指しており、伊藤忠はグループ各社や既存顧客と連携しVPP Japanの事業拡大を支援していく。今回は災害対策用の自立型電源導入を目的にした全国のドコモショップへの太陽光発電設備導入に関して、VPP Japanが事業パートナーの1社に選ばれた。

アジアにおける事業展開は、本社をタイに構える「Symbior PMR Co., Ltd」と連携したうえで進めていく。Symbiorは伊藤忠商事のタイ現地法人がタイのビジネス拡大で密に連携する、アジアで5万kW以上の事業経験のある太陽光発電事業者である。このSymbiorと伊藤忠商事のグループ会社であるドール・アジア・ホールディングス傘下の加工品工場ドール・タイが、15年間の長期電力売買契約を締結した。Symbiorがドール・タイのホアヒン工場の敷地内に設置した太陽光発電設備を用いて作った電力を、公共電力料金より安価で15年間に渡りドール・タイが買い取るスキームとなる。

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