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日本の総合商社である丸紅株式会社は、タイ電力庁(EGAT)との間でEGAT が所有する既設マエモ石炭火力発電所を対象にした電力IoTソリューションの導入に係わる覚書を締結した事を発表した。
タイ電力庁(EGAT)は、タイ国内における最大規模の発電・送電を担う国営企業であり、環境に配慮した電力事業の開発・運営を推進している。このEGATが有するマエモ石炭火力発電所は、タイ国内で最大の発電容量があるが燃料は隣接している褐炭場から採掘される低品位且つ品位の幅が広い褐炭を利用しているため、燃焼効率が一定では無いという問題点があった。
丸紅では、直近15年においてEGATから大型火力発電所6件の建設を受注するなど、良好的な関係を構築していた。また、電力IoT分野におけるノウハウと先行事例を有していた。そのため、これらの問題を解決させるため、EGAT とIoTを活用したソリューションを導入する覚書を締結する事となった。この覚書では、IoTを活用して発電所の運転最適化や予兆検知による保守最適化に取り組んでいくことを目的としている。