大きくなっているシンガポール【コラム】

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以前、シンガポールテクノロジーという政府系の会社で4ヶ月ほどお仕事をさせていただいた事があります。シンガポールは空港に降り立った時点から清潔感が漂う素敵な街です。

オーチャード通りでのショッピングもなかなか楽しいですよね。オフィスでは圧倒的に若い人が多いです。お年寄りはいないのかというともちろんそうではなく、お年寄りはほとんどお家でゆったりしています。アセアンの人達は外食が多いのですが、シンガポールの人達も外食が多く、午後8時頃にフードモールへ行くとお年寄りから赤ちゃんまで一緒に夕食を楽しんでいます。食事をしながら家族の結束を強めているようにも感じます。

シンガポールは狭い国土なので、自動車が増えると大変な事になります。そこで政府は様々な取り組みを行っています。例えば中心部に乗り入れる自動車を規制する等ですが、自動車の価格も相当高くなっています。ある日、私の職場のシンガポール人が購入したばかりのホンダシビックの中古車を見せてくれた事があります。日本だとおそらく80万円程度で手に入る車だと思いましたが、彼は300万円も出したようなのです。シンガポールではドライブという言葉を忘れた方がいいなと、つくづく感じてしまいました。

あまり知られていない事なのですが、シンガポールの国土は少しずつ広くなっています。インドネシア等から土砂を輸入し、埋め立てを行っているからです。その内、インドネシアとくっついてしまうかも知れません。又、シンガポールでは徴兵制度もあります。国を将来にわたって存続させ、反映させるための努力をシンガポールは継続的に行っているのです。

平日は一生懸命働いて、週末はセントーサ島で家族と共に大いに楽しむというシンガポール的ライフスタイルというものがあります。私もセントーサ島に出かけた事がありますが、人口のビーチがあったりマーライオンがいたり島をぐるりと走る電車やゴルフコース、ホテルがあります。私はどうしてもそこに人工的に作り出されたシステムと狙いを考えざるをえないのですが、人々は心から楽しんでいるように思えます。“人生はうたかたの夢”という言葉がありますが、そういう意味ではシンガポール的ライフスタイルも幸せへの道の一つなのかも知れませんね。

【著者プロフィール】
三浦純一 66歳
フォーバル・ベトナムのシニ主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。アアドバイザーとして2年。ベトナムでの進出支援はほとんど製造業で約7社。

サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属
http://www.globalkomon.com

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