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田辺三菱製薬株式会社は、自社の海外子会社である「MT ファーマ シンガポール(MT Pharma Singapore Pte. Ltd.,)」が、アセアン地域での新製品の開発等をおこなう業務をシンガポールにおいて4月1日から開始したことを発表した。
ASEAN地域においては、経済発展と人口増加に伴い医薬品市場が堅実に成長している。田辺三菱製薬では、アセアン地域の巨大な医療品市場を重要な市場のひとつとして考えており、自社製品(ヘルベッサーR、タナトリルRなど)と他社からの導入品を販売していた。田辺三菱製薬では、このASEAN地域における更なるシェア拡大と、患者へより良い薬を迅速に提供することなどを目的として、シンガポールで新製品の開発などの事業を実施することを決定した。
このシンガポール法人では、臨床開発や新製品導入などの新製品の開発を行うほか、エリア戦略や事業性評価などの事業開発も行う。資本金は約2,460万円となる。今回のシンガポールにおける事業展開はシンガポール政府からも歓迎されており、シンガポール経済開発庁からは「MT ファーマ シンガポールの発足を心より歓迎いたします。この発足により、田辺三菱製薬のアセアン市場でのビジネスは拡大するでしょう。」とのコメントが寄せられている。