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日本の総合商社である三菱商事株式会社と三菱重工業株式会社は、シンガポールのチャンギ国際空港(Changi Airport)の全自動無人運転車両システム(APM)の増強工事を共同で受注したことを発表した。
シンガポールのチャンギ国際空港は、東南アジアにおける有数のハブ空港であり、利用客数が年々増加している。空港ターミナルに隣接する大型商業施設(Jewel Changi Airport)が2018年に完成する予定であり、今後も更なる乗降客数の増加が予想されているため、鉄道の輸送力を増強することが急務となっていた。この輸送力を増強するために新車両納入をするプロジェクトを、三菱商事と三菱重工が共同で受注することとなった。
両企業は共同で、現在運行中の車両に追加の新車両を納入し、信号システム・制御システムを改良する。完成は2019年を予定しており、新車両の製造、システム改良の設計、機器供給、据付工事、試運転を順次実施していく予定である。
三菱商事と三菱重工は、今後も新規路線だけでなく既存路線の改造・輸送力増強工事を含め、さらなる受注拡大に向け積極的にビジネスを展開していく方針であることを表明している。