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海上保安庁は、シンガポールにおいて開催された「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」に初めて参加した。
会合は、5月31日から6月2日にかけて開催された。会合に参加した者は、海上保安庁(JCG)、アメリカ沿岸警備隊(USCG)、フィリピン沿岸警備隊(PCG)、インドネシア海上保安機構(BAKAMLA)、ベトナム海上警察(VCG)となる。会合においては、特別セッション「海上法執行と信頼醸成」に参加したほか、アメリカ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの4か国の海上保安機関の長官とバイ会談を実施したほか、初となる日米比三国間長官級会談を実施した。
USCGのフェイガン長官とは、バイ会談を実施し、日米協力のさらなる深化と日米だけにとどまらない新たな形の取組を継続していくことを確認した。PCGのガバン長官とは、バイ会談を実施し、昨年12月の覚書改正に基づき日比関係の更なる深化と連携協力に関して継続することを確認した。BAKAMLAのイルファンシャ長官とは、バイ会談を実施し、日尼関係の更なる深化と連携協力に関して継続することを確認した。VCGのダオ司令官とは、バイ会談を実施し、日越関係のさらなる深化と連携協力に関して継続することを確認した。
また、日米比三国会談を実施し、インド太平洋地域全体の安定・安全を確保していくため、本年4月に日米比首脳が発表した共同ビジョンステートメントにもとづく、日米比海上保安機関における更なる活動の具体化について確認した。