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住友商事株式会社とA.P. モラー・マースクなどによるシンガポールにおける船舶向けアンモニア燃料供給の実現に向けたコンソーシアム(ABS)に、新たなメンバーとして川崎汽船株式会社などが加入し、共同検討の加速に向けた覚書が締結された。
住友商事やデンマークの海運コングロマリットであるマースクなどが参加しているコンソーシアム(ABS)は、2021年3月よりシンガポールでの船舶向けアンモニア燃料供給の事業化に向けた検討を共同で開始していた。1年間の共同検討を通して、アンモニア調達地候補の特定、アンモニア輸送船や貯蔵タンク等のインフラ調査、またアンモニア燃料供給船の基本設計、それらコストの概算見積もりなどを実施していた。
今回は、新たなメンバーとして加入した川崎汽船とシンガポール海事港湾庁の協力の下、アンモニアのサプライチェーンの詳細検討およびライフサイクルアセスメント、船舶向けアンモニア燃料供給の安全性評価、オペレーション・ガイドラインの策定に向けた活動を実施することとなった。