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日本の国土交通省とシンガポール運輸省は、「日シンガポール交通次官級会合」をシンガポールで4月5日に開催し、マレーシア・シンガポール高速鉄道事業等に関する意見交換を実施した事を発表した。
日本政府とシンガポール政府は、昨年に実施した日シンガポール首脳会談の際に、両国間における陸・海・空の運輸とインフラ分野における協力を強化するため、協力方法に関する協議を進めていく事に合意していた。この合意に基づき、関係する省庁の次官級を集めた会合が今回開催される事となった。
今回の会合では、日本政府側からは国土交通省の国土交通審議官等が参加し、シンガポール側からは運輸省の次官等が参加した。会合では鉄道・港湾・航空の各交通分野における現在の取組状況や今後の協力の方向性等に関する意見交換が行われた。この意見交換では、日本政府からは今年に入札が予定されているマレーシア・シンガポール高速鉄道や自動車の自動運転に関する取組等に関する説明が行われ、シンガポール政府からはチャンギ空港の拡張や脱自動車政策等の説明が行われた。
両政府は、今後も各分野における協力を進めていくとの認識を共有した。また、来年には日本で同様の会合を実施する事を検討していく事で合意した。