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日本の総務省は、あかま総務副大臣とフィリピンのサラリマ情報通信技術大臣が会談を実施した結果、情報通信技術分野の協力に関する覚書を締結した事を発表した。
総務省は、フィリピン政府との情報・総務分野に関する協力関係を強化する事等を目的として、フィリピンのサラリマ情報通信技術大臣を日本に招聘していた。サラリマ情報通信技術大臣は日本のあかま総務副大臣と会談を30日に実施しており、両者はフィリピンにおける地上デジタル放送への移行とブロードバンド網整備等に関して協力して実施していく事で合意していた。この合意に基づき、31日に協力覚書が締結される事となった。
締結された協力覚書では、「フィリピンにおける地上デジタルテレビ放送への円滑な移行に関する協力の強化」「ブロードバンド網の整備」「防災ICTシステムを活用した防災能力向上」「サイバーセキュリティ分野における人材育成」「電波監視を含む電波システム等のICT分野における協力強化」を協力範囲とする事で合意している。また、今後も対象分野の協力を推進させるため、専門家・技術者などの人的交流を実施していく事にも合意している。