麻薬対策よりも貧困対策を優先すべきでは、フィリピン元大統領

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画像提供:フィリピン政府
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フィリピンのラモス元大統領は、現政権のドゥテルテ大統領が麻薬対策を最優先として国際社会を巻き込んだ麻薬撲滅対策を進めていることに対して、ドゥテルテ大統領政権の100日間は敗北であったとの旨の記事を現地メディアに投稿した。

このラモス元大統領の記事では、ドゥテルテ大統領が貧困対策・雇用確保・海外からの投資受け入れなどを最優先とせずに麻薬対策を最優先としている事に否定の見解を示し、ドゥテルテ大統領が就任した後の100日間は敗北していたと見解を示している。また、食料・燃料・交通・教育・住宅などの国民の生活費高騰を防ぎ、気候変動対策なども実施するように提言を行っている。この元大統領の発言に対して現政権は、提案は確かに受け取っており元大統領の発言には価値があると発表している。

ラモス元大統領は、南シナ海問題において中国政府との二国間協議を行うにあたり、8月に特使として派遣されていた。この訪問の際には、南シナ海問題解決のために両政府は友好的に話し合いを継続していく事に合意し、ラモス元大統領も再度の訪中を行う可能性が高い事を述べていた。しかしながら、先月末に予定されていたラモス元大統領の再度の訪中は事前に中止となり、理由は発表されていなかった。今回のドゥテルテ大統領批判の記事が発表された事により、ラモス元大統領は現政権であるドゥテルテ大統領とは異なる見解を持っている事が明らかになった。

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