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在フィリピン日本国大使館は、日本政府がマニラ首都圏パラニャーケ市に対して、救急車2台を整備したことにともない、引渡式が実施されたことを発表した。
在フィリピン日本国大使館の見解によると、パラニャーケ市では、総人口約68 万人に対して救急車両数が圧倒的に不足しており、1ヶ月あたり約500件の救急車出動要請のうち、1割以上の要請を断らざるを得ない状況にあったとしている。
そのため、日本政府は草の根・人間の安全保障無償資金協力「マニラ首都圏パラニャーケ市における救急車整備計画」として、54,976米ドル(約593万円)をパラニャーケ市に供与し、救急車2台を新たに整備することとなった。この整備により、パラニャーケ市の緊急救命体制が強化され、これまでは救急車両の不足により対応できなかった出動要請についても対応できるようになり、住民の医療環境の向上が期待される。
式典は、12月11日に実施され、大使館からは二等書記官が出席した。フィリピン側からは、パラニャーケ市長及び市保健局関係者が出席した。