このページの所要時間: 約 1分1秒
フィリピン政府の国家情報調整局(NICA)の副局長は、中国人であるにも関わらずにフィリピン人に成りすましてバンバン市の市長になっていたアリス・グオ氏は、影響力のあるagent(スパイ、諜報員、エージェント)である可能性があるとの見解を示した。
国家情報調整局のフランシスコ・アセディージョ副局長は、ターラック州バンバン市長であったアリス・グオ氏は、フィリピンにおける犯罪行為と、フィリピン国内での中国工作員によるスパイ活動疑惑に関する委員会の最後の公聴会で、その影響力・地位・立場を利用して、世論や意思決定に影響を与え、自分たちが恩恵を受けている国に利益をもたらす結果を生み出すため、彼女は影響力のあるagentに分類できると説明した。しかしながら、現状の法律では、agentを定義する法律はないとしている。しかしながら、特に冷戦時代にはこうした活動が一般的であったことを考えると、これまでに明るみに出た活動や事実は、アリス・グオ氏が影響力のあるagentであるという事実を指し示しているとの認識を示した。ただし、ここで述べているagentは、諜報機関によって訓練・管理された『外国のagent』とは異なるとしている。