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在フィリピン日本国大使館は、日本の支援により造成されたアグロフォレストリー関連施設の引渡式が、イロイロ州カリノグで実施されたことを発表した。
今回実施された支援は、借款額92億4400万円、事業実施期間10年間のプロジェクト「森林管理計画」となる。この支援は、マガット・カガヤン川上流域(主にイフガオ州、ヌエバビスカヤ州、キリノ州)、パンパンガ川流域(主にヌエバエシハ州)及びハロール川流域(主にイロイロ州)の計71,300へクラールの森林において、住民参加型の森林管理及び生計改善を促進するものとなる。
この支援が実施されたことにより、イロイロ州のカリノグ市、ランブナオ市、ハニワイ市において灌漑用パイプラインやアクセス道路、橋梁、コーヒー加工施設等といった10か所のアグロフォレストリー施設が引き渡され、これらによりコミュニティと市場の接続、公共サービスへのアクセス強化、コミュニティ単位でのアグロフォレストリー活動の活性化が期待される。