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商工中金(株式会社商工組合中央金庫)の高岡支店は、いなほ化工株式会社のグループ会社であるvisionドリブンホールディングス株式会社に対し、フィリピン現地法人設立に必要な資金3,000万円を融資することを発表した。
商工中金によると、いなほ化工株式会社のグループは、水稲用育苗培土や園芸用育苗培土、土壌改良資材等の製造・販売を手掛けており、富山県、秋田県、岩手県、群馬県に製造拠点を有し、各地の農業用培土のニーズに対応しているとしている。
いなほ化工グループでは、汚泥を使用した日本製有機肥料のフィリピンへの輸出と、農業用培土原料を安定的に輸入するため、フィリピン現地法人を設立した。フィリピンでは、品質の高い日本製肥料に対する需要が高まっており、こうした需要も取り込み、事業成長を目指している。
商工中金は、いなほ化工グループの工場訪問や経営者ヒアリングを通じた綿密な事業性評価を実施しており、グループの強みや財務上の課題を共有し、グループの更なる企業価値向上には、拡大するフィリピン市場の需要取り込みと培土原料の安定調達が必要と考えたことから、現地法人設立手続きや預金口座開設のサポートから、現地法人設立に必要な資金の融資まで一貫してサポートした。