海上保安庁は米国と連携でフィリピン沿岸警備隊に能力向上支援

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画像提供:海上保安庁
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海上保安庁は、外国海上保安機関に対する海上保安能力向上支援の専従部門「海上保安庁モバイルコーポレーションチーム(MCT)」5名をJICAの枠組みでフィリピンに10月23日から11月5日にかけて派遣し、米国沿岸警備隊(USCG)と連携してフィリピン沿岸警備隊(PCG)職員に対する能力向上支援を実施した。

今回の派遣において、海上保安庁のMCTは、日本が供与した97m型の大型巡視船を用いた「えい航訓練」、「搭載艇揚降訓練」及びPCG職員に対する「制圧訓練」等を実施し、フィリピン沿岸警備隊の大型巡視船による沖合での救助能力などの業務遂行能力の向上を支援した。また、USCGの職員は、PCG職員に対して「立入検査」及び「ダメージコントロール(被害制御)」研修を実施した。なお、11月3日には、フィリピン訪問中の森総理大臣補佐官が現地の訓練状況を視察している。

これらの支援は、日米海上保安機関による共同取組「SAPPHIRE(サファイア)」の一環として、海上保安庁とUSCG双方が相互の研修訓練に参加し、PCGに対する能力向上支援を連携して実施したものとなる。

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