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日本政府は、フィリピン政府に対して「台風により被害を受けた農家及び漁民の生計回復・強靭性強化計画」と「バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域における小規模農家及び漁民のための農業及び漁業バリューチェーン向上計画」の支援を実施する。
「台風により被害を受けた農家及び漁民の生計回復・強靭性強化計画」は、FAO連携無償資金協力として、供与額2.51億円により行われる。この支援では、台風22号による被害を受けたフィリピン中南部地域の農家及び漁業関係者に対し、農漁業再開に向けた投入資材(種子、肥料、漁船修復キットなど)の供与、地方政府への気象情報提供体制及び早期警戒システム確立に向けた資機材の供与、及び災害に強い農漁業の構築に向けたトレーニングを実施するものとなる。
「バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域における小規模農家及び漁民のための農業及び漁業バリューチェーン向上計画」は、WFP連携無償資金協力として、供与額5.01億円により行われる。この支援では、バンサモロ自治地域の小規模農家及び漁民に対して、市場へのアクセス道路・貯蔵施設の整備及びデジタル技術の利用を通じたバリューチェーンの強化、栄養に関する啓発活動を実施するものとなる。