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フィリピン政府は、フィリピン共産党の武装勢力内では、レイプ・セクハラ・性的虐待が横行していることを明らかにした。
フィリピン政府のタスクフォースは、3月8日が国際女性デーであったため、フィリピン共産党の武装勢力の女性の元幹部をスピーカーとして招いた。この女性の元幹部は、まだ学生の時に共産主義運動に加わるよう勧誘されていた。
この女性は、「多くの女性反乱軍が、指揮官や同僚の男性などから性的虐待を受けています。私も、ある司令官が女性をレイプしているという話を運動内部で聞いたこともありましたが、その女性たちに会うまでは信じられませんでした。軍内部には、女性を搾取する権利があるという考えがあるみたいです。また、共産党のコンセプトとしては、この女性をレイプなどする風潮は、これがフィリピン社会の現状であり、封建的でもあり、これらの行為は正当化できるというものでした。女性にとって非常に不公平なことであります。女性が自身の意見を述べたり、疑問を投げかけたりするのは、悪い、間違っているとみなされます。また、差別されるのを恐れて、性的虐待を暴露するのを拒否する女性たちもいます」との見解を示した。