このページの所要時間: 約 0分55秒
日本政府は、フィリピンに対する災害復旧支援のため、500億円を限度とする円借款を実施する。
今回の支援は、「災害復旧スタンド・バイ借款(フェーズ2)」として、500億円を限度とする円借款により実施される。この支援に関する交換公文の署名は、フィリピンの首都マニラで羽田浩二駐フィリピン日本国特命全権大使とフィリピンのテオドロ・ロクシン・共和国外務大臣との間で実施された。
この支援では、災害リスク低減・管理、感染症対策等にかかるフィリピン政府の政策を支援するものであり、災害発生後の復旧時に増大する資金ニーズに備えるため、災害宣言の発出等をもってフィリピン政府が災害復旧費用の貸付を請求できることをあらかじめ合意することにより、フィリピンの迅速な復旧を支援するものである。
供与条件は金利が0.01%、償還期間が40年(10年の据置期間を含む)、調達条件はアンタイド(資機材や役務の調達に関する制限を一切課さない)となる。なお、この支援は、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3、11、13に貢献するものでもある。