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日本政府は、フィリピンにおけるタール山の噴火被害に対して、独立行政法人の国際協力機構(JICA)を通じて防じんマスクなどの緊急援助物資を供与することを発表した。
フィリピンでは、1月12日にルソン島南部バタンガス州タール山の火山活動が活発化して水蒸気爆発が発生し、タール火山の周囲は大量の火山灰でおおわれており、22日時点ではバタンガス州・ケソン州・ラグナ州・カビテ州の約15万人が避難所に退避している。この爆発により、現地の農作物には多大な被害が出ている。フィリピン政府では、今後も大規模な噴火・土石流・火山性津波などが発生する可能性があるとして、高い警戒レベルを維持している。
日本政府は、このフィリピン政府から緊急援助の要請が行われたため、また人道的観点と日本とフィリピン間の友好関係を鑑みて、日本政府は緊急援助を行うことを決定した。