フィリピン・アンパトゥアン大虐殺事件の判決、対立陣営と報道陣含む58人殺害事件

スポンサーリンク




このページの所要時間: 053

フィリピン南部ミンダナオ島マギンダナオ州で、2009年に政治家の家族や報道関係者ら58人が虐殺された事件(アンパトゥアン大虐殺事件)の判決公判が地裁支部で開かれ、殺人罪に問われた元州知事の息子を含む被告の28人に終身刑が言い渡された。

アンパトゥアン大虐殺事件とは、2009年11月23日に発生した、フィリピンでも史上最悪の政敵を襲撃した事件である。この事件では、政治家一家であるエスマエル氏の家族と同行していた記者団が、州知事選の立候補届け出を行おうとしていたところ、対立候補者が率いる約100人の武装集団に拉致され、32人の報道関係者を含めた合計58人が殺害された事件である。2010年には、エスマエル氏の政敵であったアンダル元知事と息子などの合計197人が起訴されていたが、審理は長期化しており、元知事ら数名は勾留中に死亡していた。

12月19日に判決公判が言い渡され、28人に仮釈放なしの実質的な終身刑が言い渡された。なお、フィリピンには死刑制度は存在していない。

スポンサーリンク


関連カテゴリ フィリピン
関連タグ

フィリピン関連ニュース

フィリピン関連登録情報