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在フィリピン日本大使館は、日本政府がフィリピンのイロイロ州サンタバーバラ地区における灌漑セクター改修・改善事業への支援を実施する事にともない、引渡し式典が開催された事を発表した。
フィリピンでは、人口増加に伴い主食であるコメの供給量が増加していたが、この需要拡大に生産が追いついておらず、2007年からは世界最大のコメ輸入国となっていた。そのためフィリピン政府は、コメの生産性拡大を重要な政策の一つとして取り組んでいたが、コメの供給量は不足しているままだった。そのため日本政府は、全国の灌漑施設の改修や水利組合の強化、営農支援等を行うことによってコメの生産性向上を支援する、円借款「灌漑セクター改修・改善事業」を実施する事を2012年3月に決定していた。
円借款「灌漑セクター改修・改善事業」は、フィリピン国家灌漑庁へ供与した61億8700万円の借款を通じて、全国11地区における老朽化した既存のダムや用水路等の灌漑施設を改修することにより、施設の機能を回復させるとともに研修等による管理方法の改善と営農支援を行うものである。今回の式典が行われたイロイロ州サンタバーバラ地区の灌漑施設では、老朽化に伴う漏水により灌漑可能な面積が減少するとともに用水管理が困難な状況となっていたが、今後は当該地域がフィリピン全土の模範となる優良な農業生産地帯となることが期待される。
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