このページの所要時間: 約 0分57秒
在フィリピン日本大使館は、日本政府が実施していたフィリピンのサマール州マラブット市の行政庁舎再建の支援が完了した事に伴い、引き渡し式典が開催された事を発表した。
サマール州マラブット市の市庁舎は、2013年11月に発生した台風ヨランダにより甚大な被害を受けていた。そのため日本政府は、市庁舎の復旧を行う事を支援するため、無償資金協力「台風ヨランダ災害復旧・復興計画」の一環として、フィリピン公共事業道路省に対して約5億円の資金を拠出していた。被災後のマラブット市では、簡易な仮設施設を利用し行政サービスを提供していたが、降雨時や台風発生時の行政サービスに支障が生じていたが、支援が完了した事に伴って行政サービスが向上する事が見込まれている。この支援が完了した事に伴い、式典が開催される事となった。
開催された引渡式には、日本側からは大使館の書記官とJICAフィリピン事務所長など、フィリピン側からはエリザベス・オルティーロ・マラブット市長やジュディ・バトゥラン内務自治省サマール州担当局長などが出席した。フィリピン側からは、深い感謝の意が述べられた。