日本はミャンマーに940億円の円借款を実施

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日本政府は、ミャンマー政府に対して各種インフラ整備等を行うための支援として、合計で約940億円を限度額とする円借款5件を実施する事を発表した。

「貧困削減地方開発計画(フェーズ2)(Regional Development Project for Poverty Reduction Phase II)」の支援は、供与限度額が239.79億円となる。この支援では、ミャンマーの地方部の住民の生活向上を図る事を目的として、社会経済開発に資する生活基礎インフラとなる道路・橋梁・電力・給水などのインフラを新設・改修・設置等を行うものである。

「ヤンゴン・マンダレー鉄道整備計画(フェーズI)(第二期)(Yangon-Mandalay Railway Improvement Project Phase I (II))」の支援は、供与限度額が250億円となる。この支援では、より安全で高速の列車運行と旅客・貨物の輸送能力増強を図る事等を目的として、ヤンゴン・タングー間の老朽化した施設・設備の改修・近代化・新規車両の調達を行うものである。

「ヤンゴン都市圏上水整備計画(フェーズ2)(第一期)(Greater Yangon Water Supply Improvement Project (Phase II) (I))」の支援は、供与限度額が250億円となる。この支援では、ヤンゴン市内の上水道サービスの改善を図る事などを目的として、コッコア川を水源とする浄水場及び関連する送配水網を新設・改修を行うものである。

「地方主要都市配電網改善計画(Power Distribution System Improvement Project in Major Cities)」の支援は、供与限度額が48.56億円となる。この支援では、地方主要都市の電力供給の改善を図る事を目的として、配電網設備を改修・増強するものである。

「農業・農村開発ツーステップローン計画(Agriculture and Rural Development Two Step Loan Project)」の支援は、供与限度額が151.35億円となる。この支援では、ミャンマーの農業・農村開発金融に係る金融仲介機能の円滑化及び農家の生産性向上を図る事を目的として、ミャンマー農業開発銀行への中長期資金供給を通じたミャンマーの農家等へのツーステップローン供与とこの銀行への能力向上支援を行うものである。

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