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株式会社IHI(旧社名:石川島播磨重工業株式)は、ミャンマーの社会基盤建設需要を取り込むことなどを目的として、ミャンマー現地にコンクリート製品事業の合弁会社を設立することを発表した。
ミャンマーでは経済成長が続いているが、各種インフラの整備がまだ十分には行われておらず、今後もインフラ整備のための各種資材への需要が続くと見られていた。また、日本と同様に地震国であるミャンマーでは、高強度のコンクリート製品への潜在需要は高いと見られていた。そのためIHIでは、これらの需要を取り込むことを目的として、ミャンマー連邦共和国建設省道路局(DOH)と共同で合弁会社を設立し、ミャンマーのコンクリート製品事業に参入することを決定した。
設立する会社は「I&H Engineering Co., Ltd.」(従業員:約150人)となり、資本金は約14億円となる。この合弁会社を通じて、インフラ整備に使うプレストレストコンクリート(PC)製品を製造する工場の建設に着工しており、工場稼働時期は2017年3月頃となる見込みである。
IHIでは、今後も合弁会社を通じて日本で培ったIHIグループのコンクリート技術を活用し、ミャンマーでのPC技術導入・移転の期待に応えていき、ミャンマーの発展に不可欠な社会基盤の整備に貢献していく方針であることを表明している。