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ミャンマーはオーストラリアの東部都市ブリスベンで11月15日から16日の日程で開催されているG20サミットに招待国として参加した。テインセイン大統領は全体会議や世界経済を回復させるためのセッション(global economic resilience)に参加したことをミャンマーの外務省は11月16日に発表した。
サミット終了後にテインセイン大統領はコンベンション・エキシビションセンターでオーストラリアの野党・労働党首のビル・ショーテン氏と会談し、両国間における友好関係を深めるための方策と労働問題や教育問題について議論を行った。夕方にはオーストラリア・ミャンマー商工会議所が開催する晩餐会にも参加している。
オーストラリアはミャンマーに対する経済制裁を2012年4月に解除しており、他の欧米各国と比べて親ミャンマーの立場をとっている。二国間の貿易総額は1.3億米ドルで年々上昇しており、オーストラリアからミャンマーへの投資も増えている。テインセイン大統領はオーストラリアとエネルギー、金融、観光などの分野で協力を推進することを明言しており、両国の関係は更に深まりそうである。