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日本電気株式会社(NEC)は、マレーシア現地法人のNECマレーシアと共同で、マレーシアの政府関連機関の職員約20人を対象として「実践的サイバー防御演習」を実施した事を発表した。
日本政府とマレーシア政府は情報通信分野の協力を図るため、日本の総務省とマレーシアの通信マルチメディア省が、情報通信分野の協力に関する覚書を今年の1月に締結していた。この覚書に基づき、協力活動の一環として実施されている「ASEAN諸国におけるサイバー防御能力の向上に向けた実践的演習のモデル事業の請負」を、NECが総務省から受託したため、今回の演習が実施される事となった。
今回実施した「実践的サイバー防御演習」は、マレーシアの新興都市サイバージャヤで二日間にわたり開催された。参加者は、マレーシア政府系機関の通信マルチメディア委員会・サイバーセキュリティマレーシアから約20人の職員が参加した。演習では、省庁内ネットワークを模擬した環境で情報セキュリティ事故の発生から回復までの一連のインシデントハンドリングの流れを体験し、サイバー攻撃への対処方法を学んだ。