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パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社は、高性能浄水カートリッジを搭載したアルカリイオン整水器および浄水器を用いてマレーシアの水道水に対する浄水性能を検証した結果、不純物4種に関し煮沸以上の除去性能があることを明らかにしたことを発表した。
パナソニックによると、マレーシアの水道水は、浄化施設で浄化した直後の水質をマレーシア保健省が定める飲用水の品質基準に基づいて保証しているものの、各家庭に届けられる水質に関する公言はないとしている。マレーシア国内では、より安心して飲用するために、水道水を煮沸するのが一般的であるが、水道水に混入している水道配管から溶出される重金属などの物質は、煮沸では除去できないという課題があるとしている。
そのため、パナソニックは、マレーシア国民大学のミンハズ博士、元教授マズリン博士と共同研究を実施し、マレーシア全土の6地域で、水道水に含まれる、遊離残留塩素、発がん性の可能性があるクロロホルム、水道配管から溶出される鉄、マンガンの4種を対象に、5分間煮沸した水道水と、浄水カートリッジでろ過した水道水を対象に、浄水性能および水質の比較検証を実施した。その結果、マレーシア全土6カ所において、煮沸よりも浄水カートリッジでろ過する方が、不純物の除去性能は高いことが立証された。
なお、今回の検証は、マレーシアが国家として推進している水質改善を図るWST 2040に沿ったものとなり、マレーシアの一般家庭への安全な飲用水供給に貢献するものであるとしている。