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ラオスに訪問中の石破茂内閣総理大臣による日本政府は、ラオスの国際空港整備を支援するため、供与限度額が28.36億円となる無償資金協力を実施することが明らかになった。
日本の外務省の見解によると、ラオスはASEAN唯一の内陸国であり国土の8割が山岳部であるため、航空交通は海外との連結性の強化に資する最重要インフラの一つであり、特に、首都ビエンチャンに位置するビエンチャン国際空港は、ラオスの玄関口及び経済活動の拠点として、重要な役割を担っているとしている。しかしながら、旅客ターミナルビルは旅客処理能力不足による利便性の低下が懸念され、誘導路とエプロンには経年劣化による損傷が見られるなど、今後航空旅客需要及び航空機の発着回数の増加が見込まれる中、空港の利便性・安全性の向上は喫緊の課題となっているとしている。
そのため、日本政府は、供与限度額28.36億円となる、ラオスに対する無償資金協力「ビエンチャン国際空港整備計画」を実施することを決定した。この支援では、ビエンチャン国際空港において早期に対応が必要となる旅客ターミナルビルの拡張と誘導路及びエプロンの舗装改修などを行うことで、本空港の利便性と安全性の向上を図り、ラオスの海外との連結性強化に貢献することが期待されます。