ラオスの感染症対策やサイバーセキュリティを支援、防衛相会談

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画像提供:防衛省・自衛隊
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日本の岸防衛大臣とラオスのチャンサモーン・チャンニャラート副首相兼国防大臣は、日ラオス防衛相テレビ会談を6月23日に実施した。

この会談では、「二国間の防衛協力・交流」「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」「ミャンマー情勢」などに関しての意見交換を実施した。

「二国間の防衛協力・交流」に関しては、両大臣は、今月18日に実施された「人道支援・災害救援(HA/DR)に関する日ラオス・オンラインセミナー」及び4月の「HA/DRに関する日ASEANオンラインセミナー」が共に成功裡に実施され、両国の感染症対策や災害対応における知見を共有できたことを歓迎した。その上で、両大臣は、二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで一致した。また、岸大臣から、「ビエンチャン・ビジョン2.0」にのっとり、感染症対策やサイバーセキュリティ分野の協力を通じて、引き続きASEANの強靱性強化に貢献する旨述べ、チャンサモーン大臣はこれを歓迎した。

「東シナ海・南シナ海を含む地域情勢」に関しては、両大臣は、航行及び上空飛行の自由並びに国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法の遵守の重要性を再確認した。岸大臣からは、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であるという考えを示し、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対していくことを述べた。

「ミャンマー情勢」に関しては、岸大臣はASEANリーダーズ・ミーティングの成果を歓迎する旨述べ、両大臣は、引き続き緊密に連携していくことで一致した。

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