積水化成品はインドネシアでプラスチックス工場の稼働開始

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画像提供:積水化成品(成形工場の外観)
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経済成長が著しいアセアン地域などには日本の自動車・家電メーカーの多数が現地に工場を設立しているが、製品を製造する際の基礎部品・原料を現地で調達した場合には品質が悪く、また日本から輸送する場合には運送コストが高くなるため、日本レベルの品質の原料などを現地で安価に調達したいというニーズが強く存在していた。これらの現地に進出しているメーカーからの要望を受けて、積水化成品工業株式会社は、インドネシアで発泡プラスチックス生産工場を設立し、既に稼働していることを発表した。

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(竣工式の様子)

積水化成品はインドネシアに2007年に販売拠点を設立しており、高機能プラスチックス「ピオセラン」を中心とした事業展開を既に行っていた。今までは、日系メーカーへの発泡プラスチックス成形品の提供は、現地企業への生産委託で実施していたが、顧客からのより高い品質・性能要求に対応するため、チカラン地区ジャバベカ工業団地内に発泡プラスチックス成形工場を新設した。この工場では、高機能・汎用発泡プラスチックス成形品を製造し、2015年5月より稼働を開始している。

積水化成品は、今回の工場設立により、インドネシアにおいて自社が独自に持つ素材技術、設計技術、生産技術、品質保証までの業務を一貫して実施する体制が整ったため、今後も幅広い顧客ニーズに対応し、同国での事業拡大を図っていくことを表明している

【新工場の概要】
所在地:ジャカルタ近郊 チカラン地区 ジャバベカ工業団地内
敷地面積:12,000m2
主要設備:発泡成形機、ボイラーなど付帯設備
生産能力:800トン/年

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