日インドネシア防衛相会談、中国の海警法に深刻な懸念を表明

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画像提供:防衛省
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日本の岸防衛大臣とインドネシアのプラボウォ国防大臣は、日インドネシア防衛相会談を開催した。

会談では、岸大臣からは、法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であり、中国が2月1日に施行した海警法に関する深刻な懸念を表明し、両大臣は、航行及び上空飛行の自由の重要性を確認した上で、国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法を遵守する必要性を再確認した。プラボウォ大臣からは、国際紛争は外交と対話を通じて解決されるべきであり、いかなる紛争においても法の支配が支持されるべきであるとの旨が述べられた。

両大臣は、二国間の防衛協力・交流等について意見交換を行い、『インドネシア国軍司令官の訪日』『防衛当局間(MM)協議の年内早期開催』『防衛装備・技術分野における協力案件の具体化に向けた協議の継続』『インドネシアへの自衛隊の艦艇・航空機の寄港・寄航の実施』『インドネシアでの共同訓練等の実施』『多国間共同訓練「コモド」への自衛隊参加の協力』『新型コロナウィルス感染症対策を含む人道支援・災害救援(HA/DR)分野における更なる協力の推進』の点を含め、二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで合意した。

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