日本とインドネシアは質の高いインフラの人材育成等で関係強化

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日本の国土交通省とインドネシア共和国の公共事業・国民住宅省は、第7回日・インドネシア建設次官級会合をオンライン形式で開催した。

会合では、両省を代表して山田技監とモハマド・ファタ次官から開会挨拶があり、その後に両国における『質の高いインフラのための人材育成』『スマートシティ』『ダム再生』の3つを議題として、両国からから経験や事例などを紹介し、意見交換が行われた。

議題1『質の高いインフラのための人材育成』では、国土側からは、日本が主導する「質の高いインフラ」にむけて、「質の高いインフラ生産システム」の紹介を実施した。特に、「質の高い発注者」を確保するための取り組みとして、品確法・総合評価・等級区分・低入札価格調査基準を紹介したほか、「質の高い技術者」の確保に向けた資格制度の紹介を実施した。インドネシア側からは、教育・研修施設であるポリテクニークにおける人材育成の概要が紹介された。

議題2『スマートシティ』では、日本側からは、ASEAN におけるスマートティ形成に対する日本政府の支援策として、案件形成調査や実証事業の実施、金融支援の促進、ASEAN各国におけるスマートシティに関する対応強化などの支援策をまとめたSmart JAMP(スマートジャンプ)の紹介を行い、積極的な活用を呼びかけた。インドネシア側からは、首都移転計画について、新首都におけるスマートシティの開発コンセプトと計画が紹介された。

議題3『ダム再生(第 6 回防災協働対話)』では、日本側からは、日インドネシアにおける第6回目の防災協働対話として、ダム点検及びダム再生について、具体の事例を交えながら発表を実施した。日本に存在する多様なダム形式のインドネシアにおける適用可能性や、貯水池における長期的な堆砂状況の分析について積極的に質問が寄せられ、活発な議論が行われた。インドネシア側からは、インドネシアが取り組むダム再生案件について具体の計画が紹介され、日本の協力への期待が示された。

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