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東芝グループに属する東芝プラントシステム株式会社は、カンボジア南部の港湾都市シアヌークビルに新設する石炭火力発電プロジェクトを受注した事を発表した。
今回の受注は、東芝プラントシステムと海外の子会社でありエンジニアリング・調達拠点であるマレーシアの「TPSC ENGINEERING (MALAYSIA)SDN.BHD.」とタイの「TPSC (THAILAND) CO.,LTD.」と協力の元で実施された。カンボジアにおいて、日本企業による火力発電所建設は今回が初めてのケースとなる。
このプロジェクトは、「CAMBODIAN ENERGY Ⅱ CO., LTD.」が出力 150MW の石炭火力発電設備を建設するものであり、この発電所で発電された電力はカンボジア電力公社(EDC)に売電されるものとなる。この発電所には、信頼性や性能の観点から日本基準での品質を要求されていたため、東芝グループの発電所建設の実績や技術力が評価されたために受注する事となった。
今後は東芝グループが発電所建設(EPC契約)の主体となり、エンジニアリングから設備供給・建築・据付・試験・調整までを実施していく。東芝グループの総合力を挙げて2019 年 11 月の完工を目指していく方針である。