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岸田文雄内閣総理大臣とカンボジア王国のフン・セン首相は、日・カンボジア首脳テレビ会談を12月1日に開催した。
会談では、両首脳は今後の日・カンボジア関係について意見交換し、岸田総理大臣からは、来年はカンボジアPKO30周年であり、この機会に防衛交流を強化したい旨が述べられた。フン・セン首相からは、これに同意するとともに、これまでの日本のカンボジアに対する貢献、特に今般の約30万回分のワクチンの追加供与を始めとする新型コロナ対策支援についての謝意表明が行われた。また、地域情勢についても率直な意見を交わし、「自由で開かれたインド太平洋」の考えの下で世界と地域の平和と繁栄に貢献すべく、引き続き協力していくこと、拉致問題を含む北朝鮮問題をめぐって連携していくことで一致した。
なお、日・カンボジア外相電話会談は、林芳正外務大臣とプラック・ソコン副首相兼外務国際協力大臣により11月18日に実施されていた。この会談では、ミャンマー情勢を含む地域情勢について意見交換を行い、来年にはカンボジアがASEAN議長国を務めるにあたり会議の成功に向けて協力していくことで一致していた。