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日本の独立行政法人である国際協力機構(JICA)は、メコン地域の大動脈である南部経済回廊の整備を支援する取り組みとして、カンボジア王国政府との間で2事業の総額294億1,700万円を限度とする円借款貸付契約に調印したことを発表した。
1件目の支援『国道5号線改修事業(プレッククダム-スレアマアム間)(第三期)』は、借款金額が117億1,500万円となる。この事業は、首都プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線のプレッククダム-スレアマアム間において、既存道路の改修・拡幅・バイパスの整備などを行うものとなる。この国道の輸送能力の増強及び輸送効率の改善を図り、カンボジアの経済発展の促進に寄与するものとなる。事業の完成予定時期は、2022年3月となる。
2件目の支援『国道5号線改修事業(スレアマアム-バッタンバン間及びシソポン-ポイペト間)(第二期)』は、借款金額が177億200万円となる。この事業は、首都プノンペンとタイ国境を結ぶ国道5号線のスレアマアム-バッタンバン間及びシソポン-ポイペト間において、既存道路の改修・拡幅・バイパスの整備などを行うものとなる。この国道の輸送能力の増強とタイとカンボジア間の物流の円滑化を図り、カンボジアの経済発展の促進に寄与するものとなる。事業の完成予定時期は、2023年6月となる。