ベトナムを嫌うカンボジア国民の感情はいまだ改善せず

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隣国との関係は、国境を接する事により領土問題などの問題が発生するため友好ではないことが多いが、アセアンにおいてはベトナムとカンボジアの関係がこの例にあたる。カンボジアのブノンペンポスト紙は9月6日付けの記事で「私の友人の20人のうち17人はベトナムが嫌い」とカンボジア国民はまだベトナムを嫌っていることを報じている。

この記事によると、カンボジア大学の22歳の学生が自分の20人の友人のうち17人はベトナムが嫌いであると述べている。その理由として、カンボジア・ベトナム戦争により1979年から約10年間カンボジアを侵略していたこと等が挙げられていた。
カンボジア・ベトナム戦争は1975年から散発的な紛争が開始され、1978年12月にベトナム軍による全面的なカンボジアへの侵攻が行われ、1979年1月にはプノンペンが陥落した。ベトナム軍の全面撤退が行われたのは1989年4月末であり、約10年の間ベトナム軍が駐在していた。駐在が完了してから約25年ほど経っているが、カンボジア国民の多数はまだ当時のことが忘れられていないようだ。

両国の首相は今年の1月にも会談するなど国家レベルでは国交を深めつつあるが、カンボジア国民の感情はまだ改善されていないのが現状である。

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