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日本政府とカンボジア王国は、2018年の今年に両国の外交関係樹立65周年を迎えたことから、2月22日にプノンペンで開催された両国文化交流行事である絆フェスティバル開会式において、安倍晋三内閣総理大臣はフン・セン首相と、河野太郎外務大臣はプラック・ソコン上級大臣兼外務国際協力大臣と、それぞれの代表を通じて祝辞を交換した。
安倍晋三内閣総理大臣はフン・セン首相にたいして「日本とカンボジア王国が外交関係樹立65周年を迎えた事に、日本の政府と国民を代表して心より祝意を表します。日本とカンボジアは65年をかけて大きく発展し、日本はカンボジアの和平と国造りに常に継続して寄り添ってきました。日本が初めて本格的にPKO部隊を派遣したのはカンボジアであり、日本の積極的平和主義の原点でもあります。両国は強固な信頼の絆で結ばれています。日本としては、物流改善・人材育成・都市機能強化にかかる支援拡充を進めていき、カンボジアの更なる発展を後押ししていく考えであります。カンボジア王室の一層のご繁栄と、閣下のますますのご健勝とご成功とカンボジア国民の皆様の更なるご多幸を心からお祈りします。」との旨の祝辞を伝えた。
河野太郎外務大臣はプラック・ソコン上級大臣兼外務国際協力大臣にたいして「日本とカンボジア王国の外交関係樹立65周年を迎える事を嬉しく思います。日本とカンボジアは400年以上の交流の歴史があります。日本の江戸時代にも当時の王都ウドンに日本人町が形成されており、アンコールワットを日本人が参拝した記録が残っています。今年の1月にはシェムリアップ領事事務所が開設しており、非常に喜ばしい事です。日本としては、今後も両国の交流に尽力していきます。」との旨の祝辞を伝えた。