住友商事はブルネイで油井管継手加工工場の建設を開始

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画像:住友商事(鍬入れ式の様子)
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住友商事株式会社は、ブルネイにおいて新日鉄住金株式会社などと共同で設立した合弁会社「VAMR BRN Sdn Bhd」の油井管継手加工工場の建設を開始したことを10月26日に発表した。また同時に、保管出荷作業場の建設にも着手した。

この発表によると、今回の建設プロジェクトは、ブルネイ政府およびブルネイシェル社から継目無油井管の現地供給の要請を受け、昨年にブルネイシェル社、新日鉄住金、住友商事にて油井管供給契約を締結したものである。共同で設立した合弁会社「VAMR BRN Sdn Bhd」の資本比率は、住友商事が30%、新日鉄住金が60%となる。この工場では、小径ネジ切りライン、中径ネジ切りラインなどを製造し、生産能力は1万8000トンである。

商業生産の開始時期は、2016年10月頃を予定している。住友商事では、現地継手加工と組み合わせて現地在庫管理を実施する。これらのOne Stop Shopプロジェクトの実現により、安定的な供給体制が構築され発注から製品到着までのリードタイム短縮、在庫圧縮などの効果が見込まれる。

住友商事ではこのプロジェクト通じて、ブルネイの現地雇用へも貢献し、ブルネイの発展に寄与していく方針であることを表明している。

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